CHALLENGE

歯科医療領域で解決したい課題

日本人のデンタルIQが低いこと、歯科医院間の技術格差が大きいことにより、
ほとんどの患者が適切な歯科医療サービスを選択・受診できていない現状

歯科医療領域変革の社会的意義

個人・社会双方において投資対効果が非常に高い

歯及び口腔内を健全に保つことで、健康促進に加えて、大幅な医療費削減が実現できる

全身疾患のリスクファクタである歯周病

日本人成人の約80%以上が歯周病です。歯周病は痛みは伴わないため、非常に気付きにくい病です。
歯周病は毎日の歯磨きだけでは防ぐことができないため、定期的な通院が必要です。

近年、歯周病を改善することで、多くの生活習慣病の予防になることが証明されてきています。
定期的に通院し、歯周病を予防することで、健康促進・医療費削減に大きく貢献できると考えます。

歯の残存数と健康度の関係性

80歳で20本歯を残している比率は、30%未満。自分の歯が残っている数が多い人ほど、医療費が少なく、健康であることが既に証明されています。

歯が無くなってしまう理由は、主には虫歯と歯周病です。若いうちから歯周病予防のために、定期的な通院をすることで、防ぐことが可能です。

国全体のデンタルIQを高め、意識を変えることで、日本社会全体の大幅な医療費削減の可能性があります。

日本の歯科医療業界の現状

医療サービスレベル格差の拡大が最大の課題

人口減少・歯科医院増加による市場の飽和と歯科医院間の技術格差拡大が構造的な課題です

歯科診療医療費総額(単位:億円)

  • 歯科医療費の総額は、ここ数年ほぼ横ばいの状況です
  • しかし、今後は人口減少などの要因により、医療費総額の縮小が予測されています
  • また、仮に日本の社会保障費の問題により、医療保険制度が改定されると、医療費総額の縮小に拍車がかかる可能性が非常に高いと考えています。

歯科医師数(単位:人)

  • 歯科医師数は現状も右肩上がりに増え続けている状況です。
  • 現状でも、市場は飽和している状況であり、今後の市場縮小が進むことにより、さらに競争が激化し、廃業する歯科医院も増えることが予測されます。
  • また、目に見えにくい大きな課題として、競争激化に伴い、サービスレベルの低い治療を行う歯科医院が今以上に増えるリスクが潜在しています。

現状ですら、既に歯科医院間の競争が激化し、歯科医院間のサービスレベル格差が拡大していっている状況です。

今後、市場縮小により経営状況が悪化する歯科医院がさらに増え、適切な設備投資や教育投資ができない医院が増えることが予想されます。

その結果、適切な医療サービスを受けられる医院がどんどん減少しまうことが、最大の課題と考えています。

歯科業界のあるべき姿

患者が適切な『治療』を選択し、『予防』のために定期的に通院する

治療を受ける患者が、自分に適切な医療サービスを提供している歯科医院を選択できるようになり、
また、歯周病予防のために定期的に通院し続けることが理想です

いままでの一般的な考え方

前提

問題が起こった時に治療をしに行く場所
何も問題が無ければ行かない

歯科医院ごとに治療の技術差はあまりない治療方針に選択肢は存在しない。

基本的な治療方針

「削る」・「抜く」が基本方針

しかし、
歯は体の中で、数少ない「自己再生」できない部位。削ったり抜いたりすることで、歯や歯肉の退化を加速させることになります。

「削る」→「抜く」→「ブリッジ・入れ歯」という流れが一般的な治療の流れであり、保険治療はその流れに沿って設計されているといっても過言ではありません。

あるべき考え方

前提

治療と予防を行う場所
予防のために、定期的に行く場所

歯科医院によって技術差は大きく、存在治療内容によって得意・不得意もある。
基本的に、治療方針には選択肢が存在する。

基本的な治療方針

できるだけ「削らない」「抜かない」

歯は再生しません。
ですので、できるだけ自分の歯を残すことを考えるべきです。

その為に、保険治療だけではなく、自費治療も選択肢に入れ、自分にとって最適な治療方針を選択する必要があります。

「予防」は保険適用されません。
しかし、「予防」することでトータルの治療費を抑える可能性が高く、合理的に考えると「予防」のために定期的に通院すべきです。

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